病名が診断されてからかれこれ3年くらい経ちますが、それまで色々な症状に対してかかりつけの先生と相談して対応してきました。
個人差があると思いますが、我が家での対応を先に紹介してからお話していこうと思います。参考になってもらえれば幸いです。
同級生の輪の中に入りにくい. → 家に来てもらって二人きりで遊ぶ
こだわりが強くて、好き嫌いが分かれる → 好きな事はとことんやってもらい、苦手な勉強の話はしない
感覚過敏があり、偏食も激しい. → 栄養士さんやカウンセラーさんと相談し献立を考える
とにかく怖がり → 本人の気持ちを必ず確認して、無理はさせない
同級生3人の輪の中には入りにくい
2人きりでは仲良くできるのですが、3人になると話ができなくなります

学校に行っていた頃、仲良くしていた友達がいたのですが、その友達が他の子と仲良くしている所を見ると嫉妬に近い気持ちが生まれ話しかけ辛くなっていました。
妻から聞いた話によると、「女性は奇数の法則」というものがあり、3人、5人の中に入ると必ず偶数のペアが生まれ一人必ず残されてしまって人間関係が大変になりやすいとのこと。
気持ちが弱くて、繊細な娘には特に辛かったみたいです。
そういう事が重なり、不登校が続くようになっていきました。でも友達とは仲良くしたいと常々言っていたので、友達のお母さんに連絡をとり、休みの日は家に来てもらって2人だけで遊べるようにしてきました。
大人や、少し歳の離れた友達とは仲良くお話しできるのですが、同級生だとダメみたいです。
こだわりが強すぎて好き嫌いが激しい
好きな事ならずっとそれをやり続ける集中力はかなりあります
地図に興味が出て、一日中本を読んでいたらあっという間に日本の都道府県と世界の国を全て覚えてしまった事がありました。興味が湧いた事に関してはすごい集中力を発揮します。
反対に苦手な事は一切やろうとしないので勉強はほとんどしませんでした。
なぜ勉強が苦手になってしまったかというと、学校で黒板の内容をノートに書く時、すごく丁寧に綺麗に書きたいと思ったようです。
そのためどうしても書くのが遅くなってしまい、内容が頭に入って来なくなりどんどん授業についていけなくなり、苦手意識が芽生えて授業が嫌いになっていきました。
またタブレットを使った授業で操作方法がわからず困っていると、先生から「ちゃんと話を聞いていなかったの?」と怒られそれがトラウマになってしまったようです。
今はイラストを描く事が楽しいようで、勉強の事は一切触れずに、好きなだけやらせています。

最近ではかなり上達し、色々な人に作品を褒められて自信にもつながっているので、このまま心の栄養になってくれればと思います。
感覚過敏があり、偏食も激しい
食感がグニャグニャしたもの、歯応えがあるものは食べられません
例えば、コンニャクとかうどんです。また、肌さわりが悪いものも苦手なので、ティッシュとか洋服にも気を使います。
食べ物は特に限定的になるので毎日の献立が大変です。好きになったものを食べつづけたがりますが、突然飽きてしまうので、レパートリーがどんどん減っていきます。
自分達だけで献立を考えるのは難しいので栄養士さんやカウンセラーさんと相談し、少しずつですが新しいものに挑戦しています。
ハンバーグや、ドライカレー、野菜まぜまぜサラダ(料理の専門学校に通っているお友達から教えてもらったオリジナル料理)など挽肉が入った料理全般は好物ですね。

歯磨きも苦手です
歯ブラシが口の中にあたる感触が苦手なので、うがいだけして口の中を清潔にする歯磨き粉を使用しています。
そのため、我が家ではこちらの商品を使っています。

しかし、これだけでは虫歯の心配があるので、数ヶ月に一回、障害者歯科認定医がいる歯医者さんにお世話になっています。
とにかく怖がり
トイレやお風呂は一人では入れません
トイレやお風呂は必ず妻と一緒に入っています。
また、「ドアが開いていると急に誰かが入ってくるから怖い」との事で部屋のドアは必ず閉めなければいけません。
最近になってやっとお留守番ができるようになってきたので、少しずつですが自立に向かっているので安堵しています。
でも決して無理はさせずに、本人の気持ちを確認して行動するようにしています。
まとめ
我が家の娘の症状と対応として
- 同級生の輪の中に入りにくい → 家に来てもらって二人きりで遊ぶ
- こだわりが強くて、好き嫌いが分かれる → 好きな事はとことんやらせ、苦手な勉強の話はしない
- 感覚過敏があり、偏食も激しい → 栄養士さんやカウンセラーさんと相談し献立を考える
- とにかく怖がり → 本人の気持ちを必ず確認して、無理はさせない
年齢が上がるにつれて、出来る事が少しずつ増えて来たので、温かく見守りながらやっていきたいと思います。
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